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トゥレット・チック症のお子様をお持ちのお母さんに望む3つの接し方(小学生編)

こんにちは。明治です。

 

冒頭から言いたいことを言いますが、重度のトゥレット、チックに悩む小学生のお子さんをお持ちで、彼らにどう接したら良いか分からないお母さんには下記の3点を実践して欲しいです。これはかつて酷いチック症状に悩まされていた私の経験から考えた3つの行動指針です。


1. 子どもの症状に触れない

2. 子どもに目標を持たせる

3. 食習慣を改める

 

さて、トゥレット・チックに悩むお子様をお持ちのお母さん、いつもお疲れ様です。いつもお子さんのお弁当を作って頂いてありがとうございます。送り迎えも大変でしょう。いつもありがとうございます。お子様はお母さんの慈愛に救われているはずです。一方で、トゥレットやチックのお子さんと暮らすお母さんは気苦労が絶えないはずです。症状に悩むお子さんを見ていると辛いですよね。私もかつて重度の症状に悩まされており、母親に計り知れない心労を掛けました。

 

私の場合、奇声をあげる音声チック、瞬き、首振り、寄り目、口をすぼめる、などの症状を小学校2年生で発症しました。当然クラスメイトからは、口をすぼめたアヒルだの、ネズミの鳴き声だの、もののけ姫のこだまだの、枚挙にいとまのない数々の悪口を浴びせられました。しかし、家族は違いました。私の母親は、私の症状を前向きに捉えてくれました。地獄で仏です。思い返すと、母親がいなければまともに登校すらできなかっただろうと思います。

 

私は現在妻の2人暮らしで、まだ子どもはいません。ですが将来子どもを授かり、彼/彼女が小学生になり、トゥレットやチックを発症した時どのように接するかをこの1年ぐらいでよく考えます。そんな時には前述した私の母親の配慮がいつも脳裏に浮かびます。では具体的にはどんな配慮なのか。彼女が心掛けていたと思われる先ほどの3点をご説明します。

 

1. 子どもの症状に触れない

これは実践されているお母さん、多いのではないでしょうか。子どもが症状を気にしているのに人生の先輩が一緒に悩んでは、頼り甲斐がありません。子どもが大船に乗った気持ちで居られるためには子どもが症状を訴えても、できるだけ話題を変えてあげて欲しいです。

私の母親はそうでした。毎日、私の学校での出来事を否定もせず傾聴してくれましたし、いつでも優しく褒めてくれました。しかし、症状の話だけは別でした。私が音声チックでクラスメイトにからかわれた話を引き合いに、母親に泣きついたところで、それについての回答を貰うことは一切ありませんでした。ただただ笑顔で話題を変えてしまいます。覚えているところですと、私の好きなドラゴンボール、当時立ち上がったばかりのJリーグの話題にいつのまにかスイッチされていました。恐らく、毎日私の喜ぶネタを仕入れては症状の話を避けるようにしていたのです。大人になって気づいたことですが。

2. 子どもに目標を持たせる

母親は、音声チックが原因でいじめられて泣きじゃくる私に、いつも建設的な言葉をかけてくれました。小学校低学年だから当たり前なのですが、私には目標となる生活の柱がありませんでした。トゥレットの症状ばかりを気にする私を見かねたのでしょう。母親は当時小学2年生の私にスイミングスクールのチラシを持ってきました。プールの上でいつも見てるから、泳いでおいで、と言われるがままに水泳教室に通い始めました。ここから私の生活が変わり始めました。週3回のペースで教室に通っていた私に生活の柱ができ、今自分がいる水泳の”級”から昇格という目標を持てるようになりました。幸いなことに、私に水泳の才能があったのか、1年ほどで小学校5,6年に混じって練習するほどに上達し、一目置かれる存在になっていました。学校以外の居場所を作ることができたのが精神的支柱となり、学校でいじめられてもあまり症状を気にしなくなりました。母親が私に水泳を勧めた理由が何だったのか、それはいまだに聞いたことはありません。ともあれ、打ち込むことを見つけてあげて、症状のとらわれから引き抜いてあげることで子どもは救われます。私はそうでした。ちなみに自宅ではというと、症状がガンガン出ていました。症状はリラックスしている時に最も顔を出します。家ではさぞかしうるさく、気が散る存在だったと思います。それだけ家ではリラックスできていました。

3. 食習慣を改める

前回の記事にも書きましたが、カフェインは辞めた方が良いです。私は1年にカフェインを断ちました。カフェイン依存時と脱カフェイン後を比較した時、後者の方が明らかに情緒的に穏やかな日常を送れています。私見ですが、ましてや発育途上の子どもとなればカフェインが及ぼす副作用がどれほどのものかは推し量れるところです。トゥレット、チック症をお持ちの子どもは神経気質の傾向があります。カフェインはこれを増長させます。カフェインの摂取を断つことを経験的にお勧めします。コーヒーだけでなくカフェオレやチョコレート、コーラも控えて欲しいです。エナジードリンクにもたっぷり含まれているので注意して下さい。また、重要なポイントとして、家族全員で脱カフェインを目指して欲しいです。家族間の相乗効果が生まれます。家族全員で穏やかな日々を手に入れて欲しいです。

※カフェインには以下のような副作用があります。

・落ち着かない
・興奮、イライラ
・眠れない
・とりとめのない思考やまとまりのない発言
・頻脈、不整脈
・暴れる

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。トゥレット症患者であった私自身の幼少期の体験を元にしながら書かせていただきました。繰り返します。小学生のトゥレット、チックに悩むお子様をお持ちのお母さんには下記の3点を実践しながらお子さんと接してみて欲しいです。

1. 子どもの症状に触れない

2. 子どもに目標を持たせる

3. 食習慣を改める

 

それでは。